「勉強をしてほしい…」。どの保護者の方からも聞く声です。
周りができることは、見守ること。それだけでしょうか?
勉強を進める上で、アイテムがあれば取り除ける障壁もあります。そんなアイテムがあるのであれば、ぜひ知っておきたいですよね。
ここでは、「勉強を定着させる」ために役立つアイテムを紹介します。
少し環境を整えるだけで、お子さんの勉強に対する心理的ハードルを下げることができたり、時間を奪っているものを取り除いてあげたりすることができるかもしれません。
【勉強アイテム】勉強デキる人は実は持っている
筆者はオンライン専門講師ということで、「離れている場にいる生徒の勉強をどのようにサポートできるか」をよく考えています。
勉強がスムーズにいかない生徒さんを見ていると、勉強に取り掛かる上でのハードルや、どんなことに時間が取られているかなど、共通するものがあるのですよね。
そして、勉強をスムーズに進められている生徒は、勉強の環境をうまく整えていることに気が付きました。勉強以外の手間や、進める上でのハードルをうまく取り除けているのです。その際、どのようなアイテムが役立っているのか調査しました。
「知らないと差がつく」アイテムをここで紹介します。
【勉強アイテム】必須アイテムを紹介!!
筆者自身や、生徒が使っていて非常に役立つと実感したものを集めました。個人の経験的に、成績が良い生徒のご家庭はこれらを持っている率がとても高いです。
超おすすめなものばかりを取り上げましたので、ぜひご覧ください!!
【勉強アイテム】「時間を目で見る」タイマー
「タイムタイマー」がおすすめな人
・まだ時計を読めないお子さん
・時間を見て行動する習慣のない人
・ダラダラ勉強をしてしまう人
・時間を測って取り組む必要がある課題がある人
「目で見てわかる」というのは、思っている以上に大きな力を発揮します。
時間を色で見ることができるので、時間が過ぎていることをより強く体感できるのです。
時間感覚をこのタイマーで掴みましょう。
ダラダラ勉強をしてしまう人、試験に向けて制限時間内に問題を解く練習をしなければいけない人にもとてもおすすめです。
【勉強アイテム】「テスト勉強・受験勉強に超必須」プリンター
声を大にして言います。
プリンターは必ず家に1台持っておいてください!!!
はっきり言って、プリンターがあるかないかで勉強効率・定着度は段違いです。
プリンターは何よりも、「勉強以外の手間を省く」「勉強の定着」に多いに活躍します。
勉強している側にとって、勉強以外の作業に時間が取られることは非常に大きなストレスです。勉強に使いたい力を、それ以外のもので取られてしまい本来勉強に使えたはずの時間や労力が大きく減ってしまいます。
けれどもプリンターって、生徒自身では値段的に買うことが厳しいですよね。だからこそ、保護者の方々には率先して準備してあげてほしいのです。
プリンターを絶対に買ってほしい思いが強すぎて、別記事に書きました。次からどうぞ。
【勉強アイテム】「すべての学年に必要」な電子辞書
小学校~高校では、学校の方で紙辞書を購入させられると思います。
紙辞書には紙辞書の良さがあるのですが、ではいざ生徒がその良さを理解し紙辞書を使ってわからない語を調べるようになるのか?と言えば、Noという方が多いでしょう。
なぜなら、知りたい単語にたどり着くまでに時間がかかるからです。
生徒にとって勉強を進める上で、わからない語を調べる時間ってできる限り省略したいものだと思うんです。その間、課題を進める手が止まってしまうから。
講師目線では語句の意味を知る過程も大事にしてほしいですが、生徒にとってはそんな事情よりもさっさと問題に取り組みたい、が本音ですよね。
そこで電子辞書が大活躍します。1度使い始めると、手放せません。
今の時代の電子辞書は1台であらゆる教科の内容に対応してくれます。しかも、ちゃんとしたものを選べば大学受験まで、大人になっても使える優れものです。
【電子辞書】何年生から持たせる?おすすめメーカーは?
小学校高学年以上であれば、高校生向けの辞書で良いと思います。ずっと使えて長い目で見ればコスパも最高です。
筆者も、学生の時に買ってもらった電子辞書を今でも使っています。内蔵されている辞書に載っている項目も、現在の学生が持っているものの内容とあまり遜色ありません。
カシオとシャープが電子辞書メーカーの2強ですが、カバー範囲の広さ、内蔵されている辞書の豊富さにおいてもどちらも素晴らしく、どちらでも大丈夫です。
ただし、電池面で1つ。シャープの方は充電式の電池のみ内蔵です。電池が切れたら毎回充電しなければなりません。
一方、カシオの方はもちろん充電しても使えますし、なんと使い捨ての乾電池でも使用できます。ここが優れているのはカシオの方ですね。
また、必ずしも最新モデルを購入する必要もありません。型落ちモデルでも搭載している辞書のクオリティにほとんど差がないので、値段を見て1つ前の型を購入しても差し支えないでしょう。
【絶対に避けたい】電子辞書がないことの悪影響
電子辞書がないことの弊害も皆さんに知ってほしいと思います。
電子辞書を持っていない生徒さんは何を使ってわからない語を調べると思いますか?
紙辞書?いいえ、違います。
ネットです。そう、ググるんですよ。
「調べているんだから良いのでは?」と思うかもしれませんが、ネット上に載っている検索結果にはデタラメなものも潜んでいるし、語句の品詞や活用も載っていないし、ちゃんとした辞書のクオリティと桁違いです。
はっきり言って、初学者が正しく使える媒体ではありません。講師に聞いてくれた方がまだマシです。
調べているのに、学習効果を下げてしまいます(経験済)。絶対に使ってほしくないツールです。
【勉強アイテム】「超活躍するのに無料」なスキャンアプリ
さて、プリンターと一緒に使えば最強なアイテムを。
最近は、これを使っている学生が本当に増えました。それほど便利なのですよね。
それが、「スキャンアプリ」です。なんと、無料で使えてしまいます。
スキャンアプリとは何かを簡単に説明すると、「スマホで写真を取るようにして、テキストやプリントをスキャンできるアプリ」です。本当に役立ちます。
「どう役に立つの?」と思った方は、次記事をご覧ください。スキャンアプリについても、プリンターの記事の方で触れています。
【勉強アイテム】手間を減らして勉強のハードルを下げる
まだまだおすすめアイテムはたくさんありますが、今回紹介したものはその中でも超エース級におすすめアイテムたちです。
どのアイテムも、キーワードは「勉強以外にかかる時間を省いて、問題を解くことに時間を割く」ことです。
勉強がうまくいっていない方は、誰しもと言えるほど勉強以外で時間と集中力を無駄にしてしまっています。その時間を少しでも勉強に回せる工夫が必要です。
ぜひこれらのアイテムを活用して、勉強効率を上げていきましょう。