TOEICを受けることになったなら、まずは600点を目標にしよう!
英語の勉強を始めたばかりの初心者も、勉強の目標としてTOEIC600点を目指すと良い。
なぜなら、TOEICで600点を達成すると社会でも評価してもらえることがあるからだ。
この記事では、TOEIC L&Rテストで企業が英語力の指標として評価するのは何点からなのか?ということも調査した。
「英語、ほぼ忘れているんだけど…」「1からでも目指せるの?」というあなたのために、TOEICで600点を取るための勉強ルートマップもお伝えしよう。
なぜTOEICで600点を目指すと良いの?
TOEICで600点を超えられると、就職や転職される際の英語力として評価してもらえるからだ。
TOEICテストは、IIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)という団体が運営している。
IIBCの英語活用実態調査2019によると、企業・団体が求めるTOEICスコアの採用する際における「要件・参考するとするTOEICスコア(平均)」は、新卒で545点、英語を使用する部署の中途採用は620点であった。
詳しくはぜひ「英語活用実態調査2019」のp14にて確認してほしい。
これだけ見ると600点はとても高い英語力が必要なのでは?と思うかもしれないが、実はそうでもないのである。
TOEIC600点は難易度高い?2021年度のTOEIC平均点は?
TOEICテストを運営するIIBCが行った調査によると、
2021年度のTOEIC L&R平均スコアは、公開テストでは611点、IPテストでは498点でした。
TOEIC® Program DATA & ANALYSIS 2022まとまる
2021年の平均点は611点だった。すなわち、平均点を目指せば600点を達成できるのだ。
平均点を取れば良い、と考えると心理的なハードルも少し下がるのではないだろうか。
次にTOEICで600点を取るために必要な英語力を見てみよう。
TOEIC600点ってどれくらいのレベル?
TOEICで600点を目指すにあたって、どれくらいの英語力を身につける必要があるかということは知っておくべきだ。
やみくもに勉強するのではなく、予め必要な力を知っておくことは目標達成のための大事な道標だ。
- 単語:5000語以上
- 文法:中学英文法マスター+TOEICでよく出るものを押さえる
- TOEICテスト正答率:65%以上
これらの力が必要だと言われている。
単語数5000語というのはどれくらいの量かというと、学校課程の英語指導要領では中学卒業までに扱う単語数は2,200~2,500語なので、これにおよそ2500語プラスすると5000語に到達する。
どの単語を勉強すれば良いのかもこの先で紹介するので安心してほしい。
英語初心者なんだけど…それでもTOEIC600点目指せる?
時間はかかるが、もちろん達成することは可能だ。誰だって最初は初心者からのスタートだ。600点を達成するための、効率よい勉強の進め方も紹介しよう。
英語の勉強の仕方には「単語→文法→総合・各技能対策」という順で進めることが推奨されるので、これに従って順序良く進めていこう。
後でそれぞれ詳しく説明していくが、ざっくり今後の方針を説明すると、
- 中学英単語+TOEIC600点に向けた英単語
- 中学英文法+TOEICによく出る文法
- TOEIC試験総合対策
- 各技能別対策
- TOEIC試験直前模試
これらの対策を進める必要がある。
この中で一番手間も時間もかかるのが①と②だろう。ただし、TOEICで確実に600点を取るためには、一番力を入れなければいけないのがここだ。
ここまで読んで、「よし、TOEICで600点目指すぞ!」と決めたあなたに、TOEICで600点取るために必要な勉強ルートを伝えよう。
600点取るために必要なすべての内容をこの勉強ルートに詰め込んだので、ぜひ実行してほしい。
TOEICで600点取るための勉強ルートはこれだ!
TOEICで600点取るための勉強ルートの概要を、次記事にて説明している。
「【TOEIC L&R テスト】英語初心者から600点を達成するための勉強ロードマップ」
この記事内では、英語初心者がTOEICで600点を取れるようになるには何をどのようにやるべきか、どういう順で進めていくべきかをすべてお伝えする。
単語や文法などはそれぞれの勉強法に特化したミニ講座も用意している。ぜひあなたの英語学習に役立ててほしい。
TOEICで600点を達成したら次は何をする?
TOEICで600点達成できた!という人はぜひここに戻ってきてほしい。またこちらで会える日を楽しみにしている。
…そして見事TOEICで600点を達成し、ここに戻ってきたあなた。600点達成本当におめでとう!!
日々忙しい中、勉強時間を捻出し努力し続け、600点という結果を出せたことは素晴らしい偉業だ。目標に向け努力し続けられる人はそう多くない。盛大にお祝いしこれまでの自分を労ってほしい。
1つ偉業を成し遂げ、大きな達成感と同時に目標が1つなくなったことでどこか喪失感も持ち合わせているかもしれない。
まずはゆっくり休んでもらって、何かまた次に頑張りたい!と思ったあなたにここから先の提案がある。
「せっかくここまで英語の学習を頑張ってきたのだから、英語力をさらに磨きたいな」と思ったあなたにはぴったりな提案になるはずだ。
- 中学英語をじっくり復習
- 高校英語をじっくり復習
- 英検2級を目指す
- TOEIC800点を目指す
- 英検準1級を目指す
自身の今の英語力に合わせて、どこから始めるかは好きに選んでもらえると良い。
これまでTOEICに特化した対策を行ってきたはずなので、それぞれのルートでは出題形式の違う問題でTOEIC対策で身につけたものとは別な英語力を磨いていけるはずだ。
特に英検はリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を求められるので、別の英語力を鍛えられるのもまた良い。また英検も立派な資格なのでさらに自身の英語力の証明にもなる。
高校英文法を一通り押さえられた人には英検2級がおすすめだが、中学英文法から改めて始める人は準2級からのチャレンジもおすすめだ。
もちろん、英会話や海外旅行など、これまで身につけた知識を使っていく方向もとてもおすすめだ。
新たな挑戦はとてもワクワクするだろう。これからのさらなる挑戦を応援している。