「小2までは順調に進んでいた算数が、小3(小4/小5)から何だか調子が崩れてきたような…?」
「これまでの単元テストは90点未満なんて取ったことはなかったのに、単元によっては下回ることが出てきた」
「気になるところはあるけど、まだ小学生だし、中学から頑張ってもらえばいいかな」
なんて思ったことはありませんか?
少しでも心当たりのある保護者の方、それは要注意のサインです!!
ここで対策をとるかどうかで、お子さんのこの先の算数力・数学力が決まります。
その分岐点となるのが、この小3~5年までの算数なんです。
【小学算数】まだ大丈夫?この先にあるかもしれない未来
「まだ小学生だし…」「今から頑張らせるのはちょっとかわいそうかも」と思っている保護者の方。この先、辛い目を見るのはお子さんです。
中学以降で数学がいまいち上がらない生徒さんって、よくよく見ていると小学校の算数の基礎がガタガタな場合が非常に多いです。
酷なことを言いますが、中学生以降になって小学算数があやふやなところがあるとわかった場合、その後の数学を伸ばすことは諦めた方が良いかもしれません。
実際は放置することはできないので、なんとか戻って戻ってやり直しするのですが、ものすごい労力と時間がかかります。その状態から、数学を得意まで持っていけるケースは稀です。
標準以上のレベルにチャレンジする時間も技能も不足しているので、一定のレベル以上の伸びは期待できなくなってしまいます。こうして数学を避けていくしかなくなってしまうのです。
中学生・高校生になったとき、行きたい学校や将来やりたいことが見つかったのに、数学が苦手だから方向性を変えるしかないという方が残念ながら一定数います。できることならば、そんな事態は避けさせてあげたいです。
でも、まだ小学生ならダメージも少ないので、軌道修正できるかもしれません。
【小学算数】わが子の算数は大丈夫?何で判断する?
小学生の保護者さんに注意して見てほしいのが、小学校で実施されるテストの成績です。
各教科で、単元ごとに実施されるカラーテストがありますよね。
目安となる点数は、【カラーテスト 表面 90点】です。
これを下回っている単元は要復習単元です。
「えっ、90点!?さすがにそれは高すぎるのでは!?」と思うかもしれませんが、カラーテストの表面は基本問題で構成されています。ここで満点近く取れていないと結構マズいと思うべし。
【小学算数】算数ピンチ!?どこから復習する?
「えっ、あの単元って実は要復習単元だったんだ…」と思われる単元が見つかった方は、今すぐにでも復習を始めましょう。今放置していると、後で取り返しがつかない事態になります。
それは中学生になったとき、もしくはその先の受験時に爆発する、時限爆弾です。
まずは、今学校で習っている単元からの復習で大丈夫です。ただし、関連して必要な計算や技能があれば、部分的に戻ることも必要です。この先で、復習用おすすめ教材も紹介します。
【小学算数】どこが足りないのか悩んだら…【PR】
基本はお家での自習で十分です。
ただし、一人で進めるのに苦戦していたら、周りの方が教えることに苦戦していたら、何だかうまくいっていないと感じたら、誰かに頼ることも手です。
【おうち勉強のおともツール】
スタサプ――スタディサプリ小学講座。わからないところを部分的に知りたい、お家で学びたい人に。月額1,980円(税抜)で5教科学びたい放題。今なら2週間無料でお試し体験可能。
オンライン家庭教師マナリンク――お家から1対1で先生に教えてもらえるマナリンク。社会人のプロ先生だけが在籍しているので、自身に足りていないところを的確に見抜いてサポートしてもらえるはず。安心の料金体系。
【小学算数】復習用教材はこれ
復習に使うべきものは、教科書レベルのもので良いです。
おすすめは「教科書ぴったりトレーニング」です。
「教科書ぴったりトレーニング」は学校で使っている教科書に完全準拠した内容になっているので、学校で習っている内容だけが載っています。
したがって、保護者さんが学校の授業でどのくらい深く習っているのかわからなくても、教科書ぴったりトレーニングに載っている問題ができるようになることを目安とすれば良いのです。
【小学算数】計算にも不安がある人はこれを併用すると効果的
筆者の場合は、教科書ぴったりトレーニングに合わせて計算プリントも併用することがあります。まだまだ計算の正確性が怪しい場合、計算スピードアップを狙いたい場合は計算プリントが一番なんですよね。
計算プリントに関しては、学校の計算ドリルでも良いと思いますし、ネットで無料で使えるものも十分に役立ちます。
おすすめ計算プリントサイトを次に載せておきますね。良ければ覗いてみてください。
【おすすめ計算プリントサイト】
ぷりんと365
――各学年の各単元が幅広くカバーされており、とにかく問題数が豊富。1日1枚取り組めば、確実な計算力向上が狙えます。
筆算工房こつこつ
――各プリントの問題制作が非常に凝っており、段階を追って練習できる。中でも、特におすすめしたいのが虫食い算シリーズ。計算力がグッとつきます。
iドリル
――単元の解き方の説明もページの半分に載っているので導入にぴったり。問題数も少ないのでとっかかりやすい「世界一分かりやすい算数」シリーズ。
【小学算数】長期休みは絶好のチャンス
夏休みと春休みは休みの期間も長く、学校の授業もストップするため、これまで習った内容をじっくり復習するには絶好のタイミングです。
学期中はそのとき習っている単元しか復習する余裕がなくても、長期休みでは過去に習った単元の復習も取り入れましょう。
親御さんには、ここで過去のカラーテストを引っ張り出してきてもらい、90点を下回っている単元は要復習単元リストに入れてほしいと思います。小学生が自ら進んでやることは難しいですので、親御さんが復習を促してあげましょう。
小学生期に行う復習は即効性が高いので、休み明けに復習効果がグッと目に見えてくることでしょう。
「復習すればこんなにできるようになるんだね」と、勉強の成功体験を小学生の時期に重ねることも今後の勉強に重要なのです。
【小学算数】鉄は熱いうちに打ては本当
「中学生になってから」「本人がその気になってから」と悠長に待っているのはお子さんのためにはなりません。
何も、自由時間を無くしてひたすら勉強しろと言っているわけでも、超有名学校に進学するために勉強しろと言っているわけでもないのです。
ただ、「指導要領にある小学生に身につけるべき内容を、小学生の間にしっかり身につけよう」というお話です。
この先の人生の選択で、選択肢を狭めないために、自分の興味ある方向へ進めるために、現時点で身につけるべき内容を身につけるための復習は何年生だって必要です。
自ら進んで勉強する小学生なんてほんの一握りです。小学生の間は、ぜひ周りの方が促してあげましょう。
数学嫌い・数学苦手になってしまうかどうかは、この時期にかかっています。
英語は大丈夫??