2ヶ月後のTOEIC L&Rテストで850点を取りたい。
短期間でこの目標を達成するにはいつ何をやるべきだろうか。
実際に筆者が実行してみるので、効果があるのか見届けてもらい、うまくいったらぜひ真似してみてほしい。
どういう順で何をやったか、使ったテキストは何かすべて載せるつもりだ。
TOEIC L&Rテストとは
簡単にTOEIC L&Rテストについて説明しておこう。
TOEIC L&Rテストは、リスニング100問45分、リーディング100問75分の試験だ。
TOEIC公式によると、TOEICとは、
日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。
国際ビジネスコミュニケーション協会
と定義されている。
実際、TOEICの内容はビジネスシーンを想定した問題で構成されている。
そのため、日本では就活の際に英語力の目安としてTOEICの点数が用いられることが多い。
テストの結果は合格・不合格というものではなく、990点満点中のスコアで表される。
本番模試で自分の立ち位置を知る
TOEICを受験する者は高校英文法を一通り終えているのが前提だろう。
そこまでの知識を持っている前提で、本番まであと2ヶ月しかないのでいかに効率よく得点できるかを考えたい。
それにはやはり、今の自分の実力を知るべきだ。
「旺文社 TOEIC L&Rテスト本番模試1回分」で、時間を測って一通り解いてみた。
マークシートもついているし、リスニングはCDで聞くこともできるしアプリで聞くこともできる。
解答は取り外すことができて、解答には答えだけでなく問題も載っている。
解答に問題も載っているというのは、復習する際にかなり便利だ。
解答に問題が載っていないとなると、問題冊子と解答冊子の両方を開かなければいけないし、両方を行き来して見比べなければいけない。やってみるとわかるが、かなり不便だ。
復習がしやすいというのも勉強する上で重要なポイントになる。
さて、模試の結果だが、
- リスニング…83/100問(Part1:4/6 Part2:25/25 Part3:27/39 Part4:27/30)
- リーディング…83/100問(Part5:26/30 Part6:12/16 Part7:45/54)
TOEIC L&Rテストは990点満点でスコアが表示されるが、TOEIC公式からはどのように全200問の問題から990点満点のスコアに換算されるか公表されていない。
各種問題集や様々なサイトで正解数からのスコア予想が出されているが、リスニング83問+リーディング83問でのスコア予想はだいたいどこを見ても800点前後だった。
そこで、自身のTOEIC本番の目標得点を850点に設定した。
本番模試を受けてみての肌感
本番模試をやってみて感じたのが次だ。
- 試験時間いっぱいに集中力を保つのがキツい
- リスニングは1回しか読まれず、かつ1つの会話に複数問聞かれる問題もあるので解き方を考える必要がある
- リーディングは思ったより時間がずっと少ない
リスニングとリーディングの合計120分は、問題をすべて解くには短くて、集中力を保つにはとても長い。
だんだんと集中できなくなってきて、頭の処理も切り替えも遅くなってくる。
TOEICの問題形式を全然知らぬまま受けたので、リスニングの最初の方は解き方に失敗した感があった。
1つの読まれる英文に対して複数設問が設定されている問題が多かったし、英文は1回しか読まれない。
また、設問によってスピーカーの英語(アメリカ英語・カナダ英語など)が違うというのも初めて知った。
リーディングは、文法問題は少なかったし、その分長文問題がかなり多かった。
何も時間配分をしないで解いてみたが、長文→文法という順に解いてみると正直最後の方は焦って文法問題を解いて、なんとかギリギリで時間内に解き終わった。
そして何よりも一番に感じたことが、語彙力が足りない、ということだ。
TOEIC L&Rテスト本番に向けて克服すべき内容と選んだテキスト
「旺文社 TOEIC L&Rテスト本番模試1回分」 には、自己診断チャートという各Partの正解数をグラフに塗って相対的に自身のどこが弱いかを確認できるチャートもついている。
リスニングはPart1とPart4、リーディングはPart6とPart7の複数の文書が相対的に弱いように思える。
チャートだけではわからないが、Part1とPart6は語彙を知らなくて落とした問題が多かったので、語彙力も強化する必要がある。
これらを踏まえ、自身の要改善&強化ポイントを次に挙げた。
- 語彙力
- リスニングPart1(写真描写問題)&Part3(会話問題)
- リーディング長文穴埋め問題
- リーディング複数の文書問題
そこで、これらの強化ポイントを踏まえ、書店に行って実際にテキストを手に取り、どれを使って対策していくか決め購入してきた。
選んだテキストはこれだ。
この3冊だ。
TOEIC L&Rテスト 各テキストの選んだポイント
「キクタンTOEIC(R) L&Rテスト」という単語帳は自身が目標とする点数別にテキストが発売されている。
目標990点向けと目標800点向けのどちらにしようか少し迷ったが、語彙はあまり自信がないので800点の方にした。
後で990点用のものを買い足してさらに取り組む方が良いと思ったからだ。
単語帳は自身が使いやすいと思ったもの、気に入った構成のもので良いだろう。
内容も各単語帳でそんなに大きな差もないと思ったので、パッと最初に手にとってパラパラ中身を見たキクタンに決めた。
リーディングとリスニングはどのテキストを買うか少し迷ったが、模試を解いてみて解き方を細かく説明してもらう必要はあまりないように感じた。
したがって、問題演習形式でとにかく多く問題を解けるテキストを探して見つけたのがこの「極めろ!」シリーズだった。
「極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 7」と「極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リスニング特訓」の特徴はAmazonの各商品ページにある説明を引用する。
極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 7の特徴
極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 7 – Amazon
「チャレンジ(現在の実力を確認)」
↓
「練習問題(解答力の養成)」
↓
「まとめ問題(実戦力の養成)」
という本書の構成に従って学習することで、TOEICテストのリーディングセクション(PART 7)の「全文を読む力」「速く解く力」を磨きます。
□ 多くの演習問題で英語に多く触れられる。
□ 解説ページには「英日対訳」で掲載しているので、効率よく復習ができる。
□ 「英日対訳」の一文一文に数字が付いているので、読み解けなかった英文とその訳がすぐ確認できる。
極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リスニング特訓の特徴
極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リスニング特訓 – Amazon
本書の特徴は以下の通りです。
〇セミナーで使用している高得点者向けの難問と、最新のテスト傾向から分析した定番問題をバランスよく収録
〇毎日学習が継続できるように短時間でも取り組みやすいドリル形式に編成
〇正解根拠の解説は最小限、満点を狙うために必要となるポイントを重点的に解説 高得点者が聞き取れていない単語、フレーズ、複雑なセンテンス、そしてトリッキーな問題の巧妙な仕掛けをしっかりと理解し、これらを克服し、リスニング満点を目指します。
リーディングはPartごとでテキストが分かれていた。そこで、一番正答率が低かったPart7用のテキストを購入した。Part7だけのテキストなのに、かなり分厚い。
それもそのはず、なんと「極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 7」には486問も問題が入っているというのだ。
そして、「極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リスニング特訓」には600問も入っている。とにかく問題演習ができる。問題を解きまくりたい人にはベストの一冊だろう。
少し気が遠くなってきた。。
TOEIC L&Rテスト キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800の進め方
「TOEIC L&Rテスト キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800」の単語帳は全部で1120語(熟語も含む)ある。
まったく知らない単語ばかりというわけでもないので、1日50語ずつ進めることにした。
単純計算で、テキスト1周を23日で終わらせられることになる。
最低1日50語やり、余裕がある日は進められるだけ進めようと思う。
2周目・3周目は1周目に知らなかった単語を中心にやっていくつもりだ。
TOEIC L&Rテスト 極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 7の進め方
「TOEIC L&Rテスト 極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 7」は、問題の特徴別に7つのchapterに分かれている。
それぞれ、チャレンジ問題→練習問題→まとめ問題という順で問題があるので、まずは全部のchapterでチャレンジ問題をすべて終わらせ、それが終わったら次にすべてのchapterの練習問題をすべて終わらせ…という順でバランス良くやっていくつもりだ。
遅くとも1ヶ月で1周終わらせたい。
TOEIC L&Rテスト 極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リスニング特訓の進め方
「TOEIC L&Rテスト 極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リスニング特訓」は、各Partの特徴を入れた12問で1セットのdrillが50回入っている。
つまり、全部で12×50=600問というわけだ。
1日5つのdrillをやれば10日で終わるようなので、リスニングは1日上限5drillまで、1ヶ月で1周終わるように取り組んで行こうと思う。
2ヶ月でどれだけ点数アップするか期待
2ヶ月という期間はやや短いようにも感じるが、ダラダラやるよりいっそ短い期間で自分にプレッシャーもかけてやってみたいと思う。
最初に解いた本番模試から2週間ほど経ったが、単語以外は若干の遅れがあるように感じるのでペースアップして取り組んでいきたい。
TOEICを受ける人たち、一緒に頑張りましょう!!